珪藻土塗りに入りました。
私達がいつも使う珪藻土は、とにかく自然の物で化学物質無添加に心がけています。
珪藻土に糊となるような素材が入っていないため、通常よりも一工程多い作業になります。
塗りずらい素材とも言いますが、私はこれしか使ったことがないので、違いはわかりません。
塗り上がりの違いも。
まず、壁に綿寒冷紗という布を、液体のこんにゃく糊を使いはっていきます。
こんにゃく糊が自然素材で腐りやすいため、最高級ウバメ樫紀州備長炭の木酢液が入っています。
家の中も、入口も、木酢の臭いがただよいます。開けていない糊の入った袋自体からも、この木酢の臭いが・・・ けして良いにおいとはいえません。
先日、家具の納品とともに、クロスの部屋を珪藻土に塗り替えをしました。
マンションの廊下にこの臭いがもれちょっとした騒動になってしまいました。
この臭いも、こだわりでないと、理解してもらえないですね。
天井も珪藻土と思い、石膏ボードを貼りました。
が、この寒冷紗を貼る作業が結構大変。吹き抜けの天井となるので、天井高は高いです。上を向いての作業なので壁の倍以上の手間です。
自分の家の直しで無理して体に負担がかかり、そのダメージで仕事が出来なくなるリスクと、この部屋の珪藻土の効果を比較したところ、すぐに天井はあきらめました。
仕事となったら、また、別なんですがね。 。年もあるかな。
とりあえず、寒冷紗は、壁すべてに貼りました。
この作業で1日。
2日目。
これが、珪藻土です。
なんと、4年前に使い余った珪藻土。
固まっている珪藻土に水を加えミキサーで練り直したら復活しました。
藁すさが入っているモノなので、新鮮なモノよりも気持ち土色になった気がします。
藁のアクが出たのかな。
昔の土壁は、剥がした土をもう一度練り直して塗っていたと聞きます。
それに近いものを感じます。天然素材ってすごいな~。これも、自分の家なので実験のようなモノですが。
塗っている最中は、珪藻土が乾かないように、窓はしめきりにして、壁に霧吹きで水をまきながら塗ります。
湿度はすごいです。眼鏡が曇ってきます。
湿度たっぷりな部屋の中。
閉めっきった部屋で黙々と塗っている様子を窓の外から見て 「???」 と不思議にのぞくBuddy。
4年越しの珪藻土で壁を3面塗ることが出来ました。
塗れなかった壁1面と天井を、どうしようか検討中。
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