いつもお世話になっている方から、
「作りたいものがあるんですが、いいですか?」
メールで届いたデザインはこちら。
なんと、高さ3m × ワイド60㎝ × 奥行80㎝ の棚
鉄と言っても、アングル、角パイプ、丸パイプ、太さでイメージは変わります。
鉄は、溶接で熱が加わると面白いぐらいにゆがみます。
色々と私が考えて悩んでも仕方ないので、
鋼材屋(鉄を売っている場所)に行き、材料を見て選ぶところからする事にしました。
アトリエから高速を使い20分の、河口湖の鋼材屋。
都心よりも、混んでいないので、材料を見て悩んでいても許容範囲。
そして、1日で作って帰ろうと思っていたI さん。
そんなことは無理、無理、無理。
とりあえず、山の中でこもって作るために、2日分の食料を買い込み、
〝ほうとう″を食べ、腹ごしらえをしてアトリエに。
「ワークショップ」っといいながら、ここまでは天気も良かったので、富士山見て、気持ちのいい「山梨観光」。
暖かい鎌倉からTシャツできたI さんに、作業着、綿のGジャンを支給。
まず鋼材をカットしてから溶接。
溶接
溶接
溶接。
半自動溶接と、アルゴン溶接を使用。
初心者の方でも、思いっきり溶接できるように、厚み5㎜のアングル、
厚み2.3㎜の50㎜×30㎜の角パイプを使用。
普段から、自分て木工DIYをされているので、かなり習得が早い。
1日目は、とりあえず夜の8時に終了。
慣れない作業で疲れていましたが、
「溶接、面白くなってきた~」
の一言に、私もホッとしました。
I さんのイメージする材料が買え、「カッコいい」との満足げな顔。
鉄のお仕事は、顔も手も黒く汚れます。鼻の中も。
我が家のお風呂できれいになってもらい、夜は楽しい宴。
2日目。
朝食後、急いで書いた図面で取り付け方等の細かな打ち合わせ。
取り付ける金物を作るために、ボール盤で穴あけ。
プラズマ溶接機で切断。
エキスパンドメタルのカットに時間がかかりました。
なんとか、夜8時に完成。
お疲れ様でした。
強行スケジュールできましたが、
鉄の面白さ、作るには時間がかかることを、存分に体験していってくれました。
設置した写真が届きました。
ワークショップといっても、こちらが提案するものでなく、お客さんが作りたいものを形にしてげる事へのアシスト。
短時間で、一番簡単な、シンプルな作りを考えること。
出来上がった時の達成感、満足感の顔を見れたことが、嬉しかった。
こちらも、勉強になりました。
また、鉄の良さを、さらに知ってもらいたいな~と思いました。
是非、ご相談ください。
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