18日目の朝、「多分、ポスターの犬がいるよ!迎えにきて」と連絡が入りました。
我が家から2キロ離れた山から下りて、屋根付きの資材置場に丸まっていたそうです。
近くの方が、4時頃飼っている犬が鳴いていたと言っているので、早朝に山から里に降りて来たと思います。
ドキドキしながら行くと、白と黒のBuddy! も〜、うれしい!!!
「Buddy!」と叫びハグすると、いつもと変わらぬ笑顔。わたしが泣くので、顔のあたりをペロペロ。
体はガリガリ。
触ったら骨が折れてしまうのでは?と一歩引いてしまう程でした。
首輪とリードはついたままでしたが、奇跡的に怪我ひとつありません。
よく頑張ったヨ。
お帰り。
バリケンにいれるとさすがにホッとして、家についても全く出ようとしません。
ドライフードでは駄目だと思い、近所のおじいちゃん犬、マロの柔らかいご飯をあげました。
そして、直ぐに動物病院へ。
14.5Kgだった体重は10Kg
体温が低体温でしたが、その他に異常はなかったので、血液検査はしませんでした。
とりあえず、のみ・ダニ用の薬を首元にさし、点滴のような、栄養材を首に補給しました。
1週間後に、便の検査をして、寄生虫や疥癬に感染していないか調べる事になりました。
体力が弱っているので、体も洗わないようにとのこと。
のみ・ダニを落として、体につけてきたイノシシなどの獣臭を消したかったのですが、とりあえずタオル拭き。
寝室で一緒にねれないのは寂しいですが、しばらくの間、リビングのみ自由。
ホッと一安心。
この日は、1日かけて、ポスター剥がし、声を掛けた方々に
「見つかりました。ありがとうございました」のお礼まわり。
富士吉田市から、勝沼市、笛吹市と広範囲にお願いしたので、1日がかりでした。
でも、Buddyが戻って来て、やっと生きた心地がしました。
ご飯が美味しく頂けるようにもなりました。
Buddyは、
「ご飯を頂戴!」「もっと頂戴〜」「これだけなの?足りない〜!」
食後は爆睡。眼が覚めると、
「散歩に連れて行って」
帰って来て大好きなランで穴掘り。遊ぶ事に貪欲なBuddyに目がテン。
ガリガリになっても、こんな無邪気に遊ぶ姿は、痛々しく涙が出そう。
今回 、Buddyが下りてきた場所は、ちょうど日曜日に私達が歩いて探した場所でした。
以前書いたブログを見て、ボーダーコリーを飼っている方が、犬と一緒に探しに来てくださり、体力、精神的に疲れていた私達は、探す元気を頂きました。
日曜日は、友人が
「探すの手伝うぞ〜。絶対みつかるから!」
と言って、朝から捜索を手伝いに来てくれました。
「笹子駅と初狩駅で登山する人に直接チラシを配ったら?」
とアドバイスをもらい、7時からチラシ配り。
初狩駅には、バスで登山客が来たりと、驚いた光景でした。
「見つけたら、連れてくるよ!」
「縛る紐があるかな?」
「チラシ下さい」などなど、
温かいお言葉を頂き、朝からものすごい励みになりました。
『この方々が、山に入ってBuddyの事を探してくれている』と思うと、元気が出ます。
その後、友人も。山の頂上から下山しながら、双眼鏡を使い捜索。
私達は、山の下の部分を歩いて探しました。
「上からと下から探せば、必ず見つかる!」「見つける!」
と、強く思うことができました。
帰る途中、畑にいたおばあちゃんにチラシを渡すと、
「そういえば、この前、あの山の左側で鹿と犬が鳴いていたさ。
夕方だったから、こんな遅くに猟師は山に入らないしおかしいな?と思ったんだよ。」
と初めて、「あれ、」と思った情報でした。
休憩後、4人でその場所の山に入って捜索しました。
何時間も歩いた場所からBuddyは下りて来ました。
Buddyには、匂いとか、何かが伝わったのでしょうか?
以前脱走した時、ここら辺から甲州街道に出て、車を何台も止めて怖い思いをして歩いた事があったので、里に下りれなかったのか?
ただただ、遊び疲れて、「もうダメだ〜」と我に返って下りて来たのか?
どんなだったかは、Buddyにしかわかりません。
友人と探した 12月8日は、Buddyの7歳のBD。
2人では泣けてしまうので、友人に付き合ってもらい
「Buddyの生きる力を信じて、Happy Birthday !」
皆さんの励まし、応援の甲斐がありまして、
ちゃんと、お祝いができます。
感謝いたします。
本当にありがとうございました。
雪が降る前に、見つけ出せてよかったです。
今後こういう事が起きないよう、反省して飼主がBuddy以上に賢くなっていきたいです。
始めの2日間は、食べて寝て、ランで遊んで、食べて寝て、ランで遊んで、、、
の繰り返しでした。
ロングリードで山に遊びに行くと、始めはフラフラ歩いていて、
「大丈夫かな〜」と心配していると、
動物の気配を感じた瞬間に、ものすごいスピードで走り始めます。
こんな姿を見ていると、
やっぱりBuddyは、山で楽しんできたんだね。
野生の部分が、磨かれちゃったな、、、
あ〜、恐ろしい。
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